本来歩く時は踵で着地し、前方に向け体重移動し、指で地面を蹴るようにして膝を上げなければなりません。
指を使わないと、踵を摺り足のようにして足を前に出すようになってしまいます。
靴を見て踵の外側が磨り減っていませんか?
足先が開きO脚になったり、酷いと変形性膝関節症になります。
このような方に今日から指を使って歩いてくださいと言ったところで、直ぐに出来るようになるわけがありません。
(自分自身の成長と共に年月を掛けて身に付いた癖は、そう簡単に取り払えるものではないのです)
良くも悪くも、身に付いたものは全て【癖】なのです。
癖は二種類しかありません。
【良いか悪いかだけです】
【悪い癖】を取り払い【良い癖】を身に付けたければ【良い癖】を反復するしかありません。
人の身体は600以上ある筋肉と200個の骨組みで成り立っています。
身体は使い方に合わせるように変形していきます。
筋肉の7割は下半身にあります。
今回は脚に対しての負荷の掛け方が、いかに全身のバランスに影響を及ぼすか?
私なりの見解を述べさせていただきます。
上半身に辛さや痛みがある方を観察すると、下半身のバランスが悪く、それが原因で上半身のバランスも崩れている方がほとんどです。
いや全てがといっても過言ではないでしょう。
左右の脚への負荷の掛け方であったり、重心への体重の乗せ方、脚の使い方による負荷の掛け方によって上半身の使い方が決まるのです。
脚は土台です。
二足で歩いたり、走ったり、階段を昇ったり降りたり、座ってる状態から立ち上がったりする時、上半身をうまくバランスを取りながら支えなければなりません。
【脚の可動域が上半身の柔軟性を生み、全身の力を生むのです。】
上半身に辛さや痛みがある場合、上半身だけを治療したところであまり意味がありません。
身体全体の70%をしめる脚にある筋肉に対しての負荷の掛け方、重心の取り方が、上半身への筋肉の使い方や負荷の掛け方に大きな影響を及ぼしているのです。
治療を通して脚の筋肉の可動域が増えていく割合に比例して、上半身に本来なければならない可動域も増えていきます。
症状は負荷が掛かって出来た萎縮が原因ですから、症状を取り除くにはまず萎縮をゆとりに変えてあげなければなりません。。
可動域を作る割合に応じて、症状の原因となっている萎縮が伸び本来の使い方が出来るようになるのです。
わかばやし式筋肉整体ケアーズでは、治療と共に、脚に対しての正しい負荷の掛け方、正しい使い方をアドバイスしています。
正しい歩き方セミナーも行っています。
歩き方セミナーに出席された方は腰痛、滑り症(腰痛の原因は100%脚が原因です)婦人病が改善した、便秘が治った等反響もあります。
治療を通して癖、つまり筋肉の萎縮が強い箇所に対しての負荷の掛け方を読み取りアドバイスをしています。
身体に対しての負荷の掛け方次第で身体は形を変えます。
脚に対しての正しい負荷の掛け方が、出来ているか出来ていないかが根本となる大事なことなのです。