症例別

背中の痛みや張り

背中が張るからといってグイグイ背中を押したり、マッサージをしても張りは取れません。

逆に負荷をかけることになるので、更に萎縮してしまいます。

また、背筋を伸ばしていると張りが強くなるので、無意識に背中を丸めて【ゆとり】を作ろうとします。

そもそもなぜ、背中が張るようになってしまうのでしょうか?

私なりの見解を述べさせていただきます。

一番はやはり重心です。

足の指を使って歩いているか、いないか。

いない場合は『かかと』に重心があるので、足の裏でいうと後ろ側に体重がかかります。

二番目に脚力です。

人は力がなくなると、強い所を使うようになります。

足全体で考えると股関節まわりになります。

一番目の『かかと』に重心があることと、足そのものの筋力が弱くなること。

そして股関節まわりの強い筋肉に頼っていくことで、足の筋肉は股関節に向けて萎縮し、引っ張りあげられていきます。

そうなると真っ直ぐ伸ばしていること自体辛くなるので、足先は逆ハの字に開いて膝は外向きになり、がに股にすることで【ゆとり】を保とうとするのです。

また足が開いていくと、膝から股関節に向けてかかる負荷は外側から中心線に向けてかかるようになります。

負の連鎖のはじまりです。

脚力が弱くなる。

股関節まわりにかかる負荷は大きくなる。

足下は重い上半身を支えるため、安定を保とうと逆ハの字に開きがに股になる。

がに股が加速すればするほど中心線にかかる負荷は大きく強く成長する。

中心線にかかった負荷が原因でできた萎縮が背中の張りの正体なのです。

人は辛くなると姿勢を変えて【ゆとり】を作ろうとします。

この場合、背中を丸めて【ゆとり】を作るのです。

体重が70キロある方が真っ直ぐ立っているだけでも、腰にかかる負荷は100キロ近くになるといわれています。

ちょっと折り曲げただけでも、150キロの負荷が腰にかかるようになってしまいます。

腰にも大きな負荷がかかるようになります。

強くかかった負荷は萎縮をさらに強靭なものにし、骨格を圧迫しはじめるのです。

背中にゆとりを作ろうとすることで丸めます。

言葉を変えると猫背です。

体は下を向きます。

でも顔は前を向かなければなりません。

結果、あごを突き上げるようになり、頭痛やめまいといった別の症状の原因を作るのです。

では、これらをもとに考えてみてください。

背中が張るからといって、この過程で成り立つ症状が背中だけを押したりマッサージをしたところで改善すると思いますか?

関連記事