1の持続した負荷とは、どういうものなのでしょうか?
人は立つ、寝る、座る、この3つで生活しています。
この中で、1番負荷のかかる姿勢は何だと思いますか?
実は 【座る】 なんですね。
力は折り曲げる事で、発揮されます。
座っている姿勢は足首、膝、腰、そしてデスクがあれば肘や指を折り曲げ、パソコンによる作業でしたら首も顎も突き上げるようにして曲がります。
横から見たらジグザグです。
長時間この姿勢で1の『持続した負荷』をかけ続けると、身体の中に負荷が入り込み、座った状態でかかり続けた負荷が身体の中で成長していきます。(負荷が、かかった筋肉が萎縮していきます。)
萎縮が成長していく事で、座っている姿勢がその人の形になってしまうのです。
立ったり、座ったり、また動くと萎縮に負荷をかけながら伸縮させなくてはいけません。
矯正ギブスをして動いているようなものです。
力を抜けば、身体は縮こまってしまいます。
身体を動かしたり、伸ばすと萎縮の割合が大きいほど(身体にゆとりがない人ほど)縮こまろうとする力が働き、疲れるのですぐに座りたくなります。
負荷地獄から抜け出せなくなります。
座る姿勢で持続した負荷をかけ続け、形が出来てしまうと、寝る時も座る姿勢を維持しようとします。
それが横向き寝です。
伸ばして寝るのに必要な可動域がない為、横向きになって寝るのです。
可動域がなくなった状態にゆとりを作るには、より縮める事でしかゆとりは作れないので(力が抜けないので)座っている時よりも更に縮め、横向き寝で寝るようになるのです。
ここでねじれの本題に入ります。
右に向かって寝れば、右側は下になるので枕に圧迫されます。
一方、上になる左側は下になる右側を軸にして前方に倒れ込みます。
この状態で寝ている間中、持続した負荷がかかり続ける事でねじれが生じるのです。
それともう1つ、肝心な事があります。
それは、、、、、顔、頭 ですね。
身体が前方に倒れるのに対し、顔、頭は枕によって抑えられているので身体の向きとは逆にねじれます。
結果、首の筋肉は左側が縮み、右側が伸びきるのです。
そうすると、首の左側の筋肉が縮むことで噛み癖もここで生じます。
首の筋肉が縮んだ方で噛む方が力が入るため、左で噛むようになってしまうのです。